清泉女子大学

人文科学研究科 修士課程

思想文化専攻

思想文化専攻では、人間の思考活動を基盤に形成された思想文化に関する研究と教育を行います。その核となる研究領域は、哲学・思想史、宗教学・宗教史学、美術史学(日本・東洋・西洋)および文化史学(日本・東洋・西洋)の4分野です。これらの分野において専門的研究に取り組むとともに、他分野との交流を通して、幅広い知識と視野を獲得し、専門領域の研究をいっそう深く追究します。
本専攻では、次のような人材の育成を目的とします。

1.豊かな学識、しなやかな知性、みずから考える力を身につけた人材の育成。
2.美術館・博物館等の活動に従事できる高度な能力を有した職業人の育成。
3.すぐれた専門知識を有し、学校教育、社会教育において指導的立場で活躍できる人材の育成。

修士論文題目例

哲学・宗教学

●自我のアイデンティティとペルソナ―フェルナンド・ペソアからの考察―
●エマニュエル・レヴィナス『存在の彼方へ』における〈語ること(le Dir)〉と〈語られたこと(le Dit)〉
●徳富蘇峰の人種観
●メルロ=ポンティ『知覚の現象学』における自己と世界の関係について

宗教学・宗教史学

●賢者の石とは何か―錬金術に貢献した二人の賢人より考察する―
●『ベネディクトゥス戒律』におけるベネディクトゥスの理想
●日本キリシタンの殉教―印刷機導入による殉教拡大の可能性―
●トマス・アクィナスにおける「愛徳」と原始仏教における「慈悲」
●アウグスティヌス『告白』における時間論について

美術史学

●仏像彫刻の像内納入品の展開と機能―広隆寺上宮王院聖徳太子像を中心に―
●フィレンツェ・初期ルネサンスのカッソーネ―上層階級が求めた装飾美術― 『デカメロン』3つの物語
●《スタヴロ三連祭壇》―聖十字架発見物語におけるコンスタンティヌス図像―
●平安時代最末期から鎌倉時代初頭の東国造像の水準と運慶様の受容―横浜・真照寺阿弥陀三尊像を中心に―
●ポール・ゴーギャン《我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処へ行くのか》について
●コレッジョの神話画《ユピテルの愛》―作品内に隠された注文主フェデリゴ・ゴンザーガの意図―
●鎌倉時代前期の東国における運慶風の展開―鎌倉・光触寺阿弥陀如来像を中心に―
●肖像画から見る子供の世界―17世紀オランダ黄金時代を中心に―
●平安仏画における忿怒形像の表現について―来振寺五大尊像を中心に―
●両脇侍を伴う宝冠阿弥陀如来像に関する考察―鎌倉英勝寺阿弥陀三尊像龕、広島耕三寺浄土曼荼羅刻出龕を中心に―

文化史学

●19世紀ヨーロッパのジュエリーの意味と目的
●仙台藩と明治維新
●水戸学を中心とする前近代的ナショナリズムの研究
●近世欧州でレースはどのように作られ、どのように用いられたか Comment on produisait et comment on utilisait la dentelle en Europe moderne
●ロシア人宣教師ニコライと明治日本
●製法書にみる近世の菓子文化―色付けに使われた材料を中心に―

取得可能な資格

中学校教諭専修免許状

社会、宗教

高等学校教諭専修免許状

地理歴史、公民、宗教

科目構成

必修科目

思想文化総合演習

選択科目

キリスト教思想演習Ⅰ・Ⅱ
宗教史学演習
西洋哲学演習
日本文化史学演習Ⅰ・Ⅱ
東洋文化史学演習
西洋文化史学演習Ⅰ・Ⅱ
美術史学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
キリスト教思想特殊研究
宗教史学特殊研究
西洋哲学特殊研究
日本文化史学特殊研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
東洋文化史学特殊研究
西洋文化史学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
西洋美術史学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
日本美術史学特殊研究
東洋美術史学特殊研究

専任教員

*平成23年度の授業担当者です。

  • 梅澤秀夫 教授
  • 春日井明 教授
  • 狐塚裕子 教授
  • 鈴木崇夫 教授
  • 高野禎子 教授
  • 竹田文彦 教授
  • 中見真理 教授
  • 松嶌明男 教授
  • 山本勉 教授
  • 米田彰男 教授